命令が無い限り出社する日本人の民度の高さは凄いですが、逆に、適切な命を下さない日本型労務管理主管の愚かさが残念です。
出社フレキシブルな会社例として
・富士ソフト「交通状況に応じた出社可・リモートワーク可・近くの出社可という制度」
・カルビー「交通状況に応じた出社可・有給活用・安全第一というメールを前日社員にメール」
が、TVニュースで報じられてました。
もし自分が仮に社長になったら
・計画運休時は代休、3ヶ月以内の週休日に出社
・重要会議/顧客対応等やむを得ない場合は、事前の上長命令を要す
・リモートワーク環境を整えた上で、極力それにて行う
とルールを定めれば、相当数回避できると思いますがどうでしょう?
経営の観点から言えば、給与を払うわけですから社員の出社時間ロスこそ無駄で、その時間帯をリモートワークでも何でも社益になることを欲します。
そして仮に、時給2,500円のサラリーマン100万人がムダに5時間を過ごしてたら124億円の直接損害ですし、交通機関の過剰労働やら何やら、社会的ロスは相当。
こうした非常時における社員出社に関する一番の問題は、適切な出社ロジックを提示しない経営側にあることと同時に、もっと根深い問題として「フレキシブルに対応できない日本型システム」があると思います。
もっというと、労務環境をテーゼとしてる労働組合は何をやってるんだろうと思いますし、こういう話が出るたびに、組合の弱体化を露呈してると感じます。
今後こういった自然災害は減ることはありませんから、BCP等も勘案して「出社しなくてもある程度業務が回るシステム」を作ることが肝要です。
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