nakamamo.com PROFILE WORKS BLOG

BLOG

大ボス・中ボス。アメフトの関学 vs 日大で思う世代間格差

2018/05/23 03:58:10

記者会見で日大の選手は、「監督から1プレー目でQBを潰せば試合に出してやる、とコーチから聞いた」と語った。

「潰す」というのは曖昧で広義な言葉だし、トップレベルのスポーツ界では使い勝手の良い言葉なのだと思う。

従って、日大が保身を図るなら「QBサックをしろという意味だった」と主張するだろうと思った。

そしたら案の定、「最初のプレーから思い切って当たれ、という意味です。誤解を招いたとすれば、言葉足らずであったと心苦しく思います」と広報部がコメント。

しかしながら、選手はいみじくもコーチのこの発言も証言していた。

「相手のQBがけがをして秋の試合に出られなかったら、こっちの得だろう」

これを聞いた選手が「怪我を負わせねばならない」と誘導され認知したのは、自然な流れと言える。

刑事事件化した中での会見における最重要ポイントは、そこだった。

恐らく日大の次の一手は、「怪我について言ったのはコーチで、監督ではない」という策に違いない。

大ボスは直接証拠を残さないような示唆をし、忖度した中ボスが悪者役を引き受け具体的攻撃司令を出す。

それら悪の負債の大小に従い、やがて中ボスが大ボスに昇格する権利を得る、という昔ながらな負の連鎖を継続。

今回もそういう構図に思えてならないが、よもや日本最大の教育機関である日大がこんな伏魔殿だとは思なかった・・・

自分は善悪についてある程度グレーの意義を否定しない立場だけれど、20歳選手の義と62歳経営者の業に差があり過ぎて、もはや口があんぐり。

この一件、アメフトとかスポーツとかいう問題を超越し、大袈裟に言えば世代間闘争・老害問題の触媒になるような気がしてならない。

■選手の陳述文全文(日経)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3082064022052018CC1000/